(過去記事)2015新春ジャニーズワールド雑感(1月4日ソワレ)

2015年、おたく活動のスタートが非該当担舞台から始まってしまいました。
社会人デビューと同時にジャニオタワールドホイホイされて以来、いろいろと転げ落ちるように加速しているので「担当以外にはエネルギーをかけない」との自分ルールを設けた、はずなのですが。うん、形骸化!
 
 
 
 
 
 
 
というわけで以下記録。
 
 
 
 
 
<日時> 1月4日(日)公演4日目(8回目)
 
<席>1階センターブロック中等列
 
<視点>健人担とご一緒だったので、おもに健人さんを見つつ、そこそこ有名なジュニアを見つつ。セクバ2軍(?)くらいのポジションのジュニアが好きです。たじふう推しです。
 
 
 
 
 
【冒頭】
 
⚫︎例年同様、客席に子ども(ちびっこJr)がうろうろ、席を探している。舞台から錦織プロデューサー登場。席まで案内し、子どもに「命と挑戦」「大切なのは失敗を恐れないことだ」とのメッセージを。
 
これが今回のジャニワに通底しているテーマなんだなとの示唆。
 
⚫︎オープニングはムービングステージ?が前方に迫り来る→サマリーのごとく、サークルフライングで主要メンバー登場。さいしょ凧揚げみたいに見えたけど笑、おなじみ白タキシードになると、さすがにいろんな意味で眩しい。
 
かいしょうれんトリオの顔の小ささにびっくり。紫耀くん茶髪のほうが垢抜けてて個人的には好きかも。
 
⚫︎銅像くずれる→プロデューサーはショーマストゴーオン!→ここで勝利くんがフライング。
 
去年は、誰も動かないなら俺が続ける!とプロデューサー自らが舞っておりましたが、キャストを強制的に動かすという点で権力の強さを強調している。去年ほどずぶ濡れにならなかったのが残念w
 
⚫︎A.B.C-Z登場、からの初代ジャニワっぽいバンドタイムを挟んで(初代のバンド好きだったなー 毒々しい照明と衣装が…)みんな大好きNot enough。畳み掛けるような流れと人数で圧倒。
 
⚫︎健人さん、プロデューサーに「あんたは狂ってる」→ここでもニッキさんは動かず、健人さんがプロデューサーの思考を超えてやると4Dフライング。途中脳内映像やら宇宙やら出てきておかしかったけど笑、ジャニーズショーの世界観、ルールを凌駕してやる!→失敗 という流れはわかりやすかった。
 
健人さんの上着の裾が、金のプリーツが入ってて綺麗だったなー。薮プロデューサーにも着てほしかった…ウッ…(去年の幻影に苦しむ薮担)
 
 
 
【13ヶ月探し】
 
⚫︎去年までの唐突な旅とは違い、あくまでニッキPの「新しいショーのテーマ作り」という設定で進むのが、今回の13ヶ月探しのようです。
 
その案内人が、宇宙に住むえびたち。地球の暦を宇宙からの目線(=客観的に、全世界規模で)からナビゲートしていきます。謎の元気玉はなんの象徴だろう。
 
⚫︎1月はいつもの水太鼓。Jrマンションの幕映像は去年の使い回し?特に住人とは一致してないようですが、もともとそういう仕様でしたっけ?
 
岩橋げんちゃんが顔面びしょびしょで泣きそうだったw 人によってコントロールの得手不得手があるようで…。
 
⚫︎2月もいつものお面パフォーマンス。あああああ田島くん可愛い!!!目大きい!!!!華奢!!!!うおおおお とロックオンしてたら、いつのまにマンションの住人が上裸になってたので、なんとなく双眼鏡下ろしました…。
 
⚫︎3月、今回はキラキラポップなラブソング。いままでの3月曲の中でいちばん好きかも。
 
JUMP担としては幻の曲となってしまった百花繚乱を推すべきですが、一連の流れを考えるとここに明るい曲を持ってくるのは、いいチョイスだと個人的に思います。これはアルバム入るだろーなーいいなーウウッ
 
⚫︎4月タイタニック。ここからえびが各暦のナビゲーター役になる。船が沈む中、音楽ある限り踊り続ける五関さんを尻目に、命の優先順位で揉める乗客。この対比が、単なる悲劇ではなくショーマストゴーオンの精神の強調に繋がっている。
 
ニッキさんが朗々と歌い上げるMy heart will go onが素敵だった、去年の幻影による発作を覚悟してたけどw 、もはや別物ですね。それより、れんれんの弟役の川崎くんを、ちびっこ時代の薮くんに空目して仕方なかったんですが…!
 
⚫︎5月ヒンデンブルクはっしーの軍服風コートがめちゃめちゃかっこいい。もがき倒れる屍の中に佇む勝利さんが狂気的だけど、あくまで死や傷を恐れる普通の青年。なぜこんな悲劇を味わせるのか、プロデューサーと問答、12月への布石を作る。
 
⚫︎7月は太平洋戦争。ふみきゅんが戦場カメラマン。髪型長いせいか、もっさりワイルド感が妙にはまっててちょっと面白いw 指揮官として支配するえび、従うJr。当事者は気づけない、強大な力に飲まれてしまった戦争。
 
⚫︎8月は終戦。戦争によって多くの芸術が生まれ、一方で命とは失われ…と冷静に説くプロデューサー。
 
去年は完全に狂気の語り手と化してましたが、今回は客観的なストーリーテラーなので、とても真っ当。なんなら道徳的ですらあるぶん、勝利くん健人さんの未熟さや若さが強調されてみえますね。
 
⚫︎スーパーオリンピックタイム。そういえばトニトニとは…と脳裏をかすめましたが、気づいたらいろんなユニホームのコスプレが出てきてカオス、からのバスケが始まってなるほどここでガムシャラの有効活用か!普通に見応えありました。
 
マリウスがなんのスポーツかわからなかったけど、後でアーチェリーだったと知る…高貴かよ…。
 
⚫︎11月は日本武尊伝説。若干だれた感があったような…龍の扱いが大変そう。ただ、ジャニーズ教養のない私でもこれはサマリー10オマージュや!と気づけてにんまりできたので個人的にはよし(?)。
 
からの、今回私的ベストパフォーマンスだったファンカッションタイム!!!最初はストンプ?からのラテンアメリカ同好会www と笑ってしまいましたが、タップしながらの一列スネアファンカッションは圧巻でした。楽しそう、やってみたい笑
 
⚫︎12月は源平合戦。ご一緒の健人担が、甲冑がアリスにしか見えないから!と大興奮してたせいで私にもそれにしか見えませんでしたorz やれやれ 毎度敵ボス役のふみきゅんですがいい表情しますよねー。
 
戦の途中、こうした悲劇から学べと語るプロデューサー、仲間が傷ついている姿をなぜ観せる!と怒る勝利、そしてあくまでショーの役として傷つく健人。
 
ここで描かれる勝利くんの弱さは、ショーと現実の区別がつかないというより、ショーであっても苦しみの概念を知りたくないということなのかなと解釈しました。苦しむ人を見るくらいなら、自分が犠牲になって終わらせればいいというある種の逃げ。それに対し、歴史をきっちり振り返りきってショーを完成させるために戦うプロデューサー。
 
最後は、役である健人が素の勝利を刺し、現実と虚構の境目が壊れて大決壊→健人さん水に飲まれつつ憤死。ショーマストゴーオンと歴史の苦しみから逃げたことで、ショーと大切な仲間を失った勝利くんと、役という別人格で仲間を殺してしまい、自分を見失った健人さん。健人さんは天使に運ばれ地球の外へ。
 
 
 
【1幕感想】
 
とりあえず1幕まで書いてみましたが、とにかく、今までのジャニワトニワはなんだったんだ?ってレベルで内容がわかりやすくなっていました。いや、3年目で慣れたっていうのもあるのか?笑
 
ニッキP(全体のストーリーテラー)・えび(宇宙から来たナビゲーター)・勝利(弱く健全な若者)・健人(ショーに飲まれる役者) って構造が明瞭だったというのが主因そうですが、もしかしたらと思うのが、主演が勝利健人というコンビでありグループではないという部分かなーと。
 
 
 
初代ジャニワはいま振り返ると、(はちゃめちゃ)ショーでありながら、Hey!Say!JUMPというグループの修行の一環というメタ要素が強かったんじゃないか、と感じる部分があります。お前がJUMP担だからだろ思い入れ乙と言われればそれまでですが…。でも、年を跨いでのロングラン公演、山ちゃん(絶対的センター)/薮ちゃん(グループの超自我)という対立軸、アドリブの多さなどなど、応援の意味でのファン目線ありきな部分が濃かったんじゃないでしょうか。
 
翌年のトニワも、クレジット的には(と、5人活動派が嫌味っぽく言うと)セクゾというグループがメインに立ち、特に風磨くんのはすに構えたキャラクターがストーリーの推進ポイントでありつつ、今に葛藤するグループのあり方とリンクしていたように感じます。
 
今回はそうした実際の成長物語を感じさせる以前に、本筋のストーリーもパフォーマンスのクオリティ(これは主観か)も引き上げられて、落ち着いた目線で見られるようになったというのが印象でした。うん、とりあえずファンカッションもう一回観たい…。
 
 
 
 
 
 
 
(2幕に続く)