(過去記事)1月31日、四半世紀
元といえば、ジャニーズに関してはオタクと名乗るもおこがましい、ライトなライトなファンだったんです。
高校卒業直前、めでたく浪人が決定し、残り少ない学生ライフを無駄遣いするがごとく、どんよりと某大手動画サイトをうろついておりました。ある日、おすすめ欄に並んでいた、某の嵐が目に留まり再生してみると、白衣を着て謎の実験をしはしゃぎまくるお兄さんの、あまりのくだらなさに釘付けになりました*1。
アイドルどころか3次元ジャンルとほぼ無縁に生きてきた私が、この人一応ジャニーズよね?しかも若手の?まずいもの作って食ってサイコロ振って乳首出して何やってんの??*2妙に気になって気になってしょうがなくなってしまった(そして見た目がストライクど真ん中)人物、それが嵐の相葉くんであり私のジャニーズライフ(?)の入り口でした。
そして、おすすめ動画のリンクを飛び回る日々。聞けば、みんながこぞって卒業旅行中に観ていたドラマの出演メンバーもいると言うではないですか。メンバー全員主演の映画もやると言うではないですか。調べる調べる。
浪人を経て人生をこじらせ、サブカル女子道邁進中だった私にとって、深夜番組でシュールなネタを繰り広げ、Cutやswitchといったカルチャー誌に気に入られ、つねに「修学旅行の仲良しグループ」然とした空気を纏った謎の5人組はあまりに不思議で、アイドルらしくなくて、魅力的すぎて、あっという間に嵐箱推しと化しました*3。
当時お金も無かったので、むりやり派遣のバイトを組んで買ったライブDVDを何度も何度もありがたく再生したものです。
その後、無事大学合格し、華どころか泥沼のようなキャンパスライフにまみれるうちに、だんだんと嵐熱は鎮火しました。ですが、3年生の頃、友達に誘われ入った東京ドーム公演*5で観た相葉くんの背中に、言いようのない衝撃を受けてずるずると再燃。
かつてはアイドルらしからぬ、な部分に魅力を感じていたはずなのに、ステージで踊り歌う眩しい姿、そしてコンサートという非日常空間でプロとして振舞う仕事ぶり、つまりアイドルのアイドル性尊い…!という180度逆の感覚に戸惑いつつもアイドル沼にこんにちは。
当時、大学でもサブカルにまみれ、ましてやそれを研究対象とする環境に囲まれていたため、いわゆる語り厨と化して堂々とレポートの題材にジャニーズを使ったりと、なかなかのこじらせぶりを発揮することになりました。
ただ、私にとって当時の嵐はあくまで興味対象というか、ダイレクトに言えば課金対象ではなかったんですよね。おもしろくてかっこよくてきらきらで、それでいて時代を映す鏡、エンタメの象徴として気に留めたいべき存在だ、というのが私の見方でした。
もっと言えば、他に掘り下げたい興味対象ができれば、そこに移っていくんだろうなーというゆるやかなメタ視点を持ってもいましたし。
それがどうしたことか。
大学卒業後、社会人生活スタート直前に大風邪をひき、寝たきり生活を強いられた中、偶然見つけた新デビューグループの握手会レポートで「ジャニーズにやばい新人が現れたらしい」という情報を知り。*6
某大手動画サイトの検索に引っかかった某ジュニアランドを視聴しその噂を確かめ。
尋常じゃないアイドルオーラを纏い歌うデビューグループの後ろで、しゃかりきに汗をかく少年たちに目が留まり*7。
この子たちを他のテレビ番組で観る手段はないものかと調べ(このあたりから行動理由がわからなくなってくる)。
どうやらテレビ東京お昼の番組の歌コーナーによく出るらしい、でもメインは違うグループらしいとの情報を得て。
気づけば後ろではなく、前でマイクを持ち堂々と歌い上げるお兄さんから目が離せなくなり。
っていうか、なにこの人めっちゃ格好良くね…????!!!!
というのが約2年半前の話でした。
それからというものの、他メンバーを一気に覚え、瞬時に箱推し化し、DVDを買い揃え、切り抜きを集め、ジャニーズショップで写真を買いあさり、勢いで足を運んだ帝国劇場でジャニーズ界のカオスに呑まれて廃人と化し、はじめてのツアーコンサートで昼夜ぶっ続けに入って倒れかけ、いわゆる相方を見つけて年中気持ち悪いLINEを飛ばしあい、気づいたら生活の軸のひとつに彼らがいるという状況になっていました。
なぜHey!Say!JUMPにはまってしまったのか、それらを含めたジャニーズ文化を注視するようになったのか、ということについては、いろいろと語り厨を発揮させられるのですが(それは別の機会で)、その中から彼を推し、「担当」と位置付けている理由は、いまだ説明がつかないというのが本音です。
でも、私とほぼ同世代ながら、社会人歴で言えば何倍も上で、生粋のジャニーズアイドル街道を歩きながら、どこか一般人感覚も持ち合わせた彼が、いま何を感じ、考え、行動し、仕事に取り組んでいくのかを見届けたいという気持ちは、少なからずあるのかもしれません。
そして、この1年は色々なことがありました。
昨年前半はドラマレギュラーが決まり、ドーム公演が決まり、アルバムリリースが決まり、久々の作詞曲が収録されと上り調子の空気だった反面、残念なニュースに惑わされたり、露出頻度がけして満足いくものではなかったりという課題も残ったり。
特に、定期的なテレビ出演の機会がなくなったいま、彼がこれからどう仕事を与えられ、あるいは仕事を獲り、今後に繋げていくのかは、いち担当としてぜひ追いかけさせていただきたいです。
えーとすごく気持ち悪い長文ですが、もう勢いで投稿する!
薮くん、25歳の誕生日おめでとうございます。